ウォータードリップとは、水でコーヒーエキスを抽出する方法で、水出しコーヒーともいわれます。熱を加えずに抽出するため、抽出には時間がかかります。味には雑味が混じりにくく、苦みが少なくすっきりとした透明感のある味わいになります。
水出しコーヒーは、コーヒー豆の雑味が出にくい代わりに、水の味が大きく影響することになります。
水出しコーヒーを作るには、コーヒーの粉に、一滴ずつ水を落とし、ゆっくりと2~3時間かけて抽出します。水出しだとコーヒーエキスを抽出に時間がかかるため、深煎りした豆を使った方が、風味が出やすいと考えられています。
抽出には、実験器具のような専用の器具があり、ウォータードリッパーと呼ばれます。上部のロートに水を入れ、中間のロートの部分にコーヒーの粉をセットします。そして、コックを使って落ちる水滴の量を調節して、抽出をします。
水出しコーヒーは、アイスコーヒーで飲んでもおいしいですが、それを温めてホットにしても、まろやかな味わいを楽しむことができます。