ロースター(またはコーヒーロースター)とは、コーヒーの生豆を仕入れて焙煎し、販売する業者と、コーヒー豆を焙煎する機器の総称の2つの意味があります。
後者の意味でのロースターとしては、手動式と電動式、ガス式があります。手動式はフライパンのような片手で持つことができるものから、ガスをセットする方法、網で焙煎する方法などがあります。手軽に扱うことができるため、個人でも焙煎することができます。コーヒーは焙煎した瞬間から風味が抜けていくと言われており、焙煎したものを購入するよりも、生豆の状態で購入して飲む際に焙煎したほうがおいしく飲めるといわれています。そのため、ロースターを所有する個人もいるのですが、煎りムラが出ないようにうまく焙煎するには、熟練が必要になります。
電動式は、熱風を循環させて焙煎するもので、焙煎度合や時間などはコンピュータで制御するため、手動式よりも煎りムラは出にくいですが、大規模な設備になるので、業者が利用するものとされています。