マウスフィールとは、コーヒーを口に含んだ時の触感・質感をいいます。マウスフィールを表現する要素には、粘度、密度、重さ、きめ細かさ、収斂性があります。口に含んだときに、その液体自体が滑らかさや重さ、ボリューム感を伴うと、質が高いとしてマウスフィールの評価が高くなります。
質感の表現としては「透明感」「オイリー」「シロッピー」「バターリー」「クリーミー」といった言葉が使われます。例えばワインや日本酒のような液体を味わうときの表現に似ています。このほかにも、「シルクのような」「ベルベットのような」「緻密な」「フルボディ」といった表現や、「ヘビー」「リッチ」「コンパクト」「コンプレックス」「シン」などの重厚感や凝縮度を表現する言葉で表されたり、フルーツの名称で表現されることもあります。
よいコーヒーは、触感に滑らかさがあったり、厚みがあるといわれます。