クレマとは、エスプレッソコーヒーの上に浮かぶ、濃密できめ細かい、クリーム状の泡のことです。イタリア語で、クリームのことを意味します。コーヒー豆の油分やたんぱく質、コーヒー豆にある二酸化炭素から成るもので、甘さの元であるといわれています。スプーンでかき回しても簡単に消えないくらいのきめの細かさが、理想的とされています。
クレマは、味をまろやかにし香りを持続させます。しかし、多ければ多いほどいいということではありません。また、クレマは時間が経過して酸化してしまった豆からは抽出されません。
レギュラーコーヒーでクレマを立てるには、焙煎の新鮮さ、粒度の細かさや一定の圧力と温度が必要になります。