コーヒー豆を、普通よりも粗めに挽くことで、荒挽きなどとも書きます。コーヒー豆の挽き方には、その細かさにより、極細挽き、細挽き、中挽き、粗挽き、極粗挽きにわけられます(場合によってはもっと細かく段階が示される場合や、一番大きい粒が粗挽きの場合もあります)。
粗挽きの粒度は、ザラメ程度の大きさで、苦みが少なく酸味が引き立つ味わいになります。
粗挽きで抽出すると、粉の粒度が大きいため、コーヒーの成分が抽出される前に落ちてしまい、薄くなる傾向にあります。この性質を生かすためには、通常よりも多めの粉を用いて抽出したり、パーコレータやウォータードリップで抽出するといった、ドリップ方法を変えて行います。粗挽きで抽出すると、渋みが少なくまろやかな味わいになります。